「必要保障額」についてわかりやすく解説!

こんにちは!
今回は「必要保障額」という言葉について解説します。
必要保障額は、万が一のリスクに備える大切なお金、つまり保険で確保すべき金額についての考え方です。
普段から「保険っていらないかな」と思っていた方、これから家族が増える方も、ぜひ読んでいただきたい内容です。
このコラムは、金融や経済の知識があまりない方でも理解できることを心がけています。ぜひ最後まで読んでみてください!
そもそも「必要保障額」って何?
「必要保障額」とは、もしものときに家族が困らないよう、備えておきたいお金の総額のことです。
たとえば、もしご家族の大黒柱である方が急に亡くなった場合、残された家族が苦しまないためにいくらあれば安心かを計算したものが「必要保障額」です。
つまり、「家計が立ち行かなくならないために必要なお金」です。
どうやって考えるの?計算方法の基本
「必要保障額」を計算する方法はいくつかあります。ここではシンプルな考え方を紹介します。大きく分けて、以下の3つのポイントを考慮します。
- 生活費の補填
- 万が一の際に、家族がこれまでと同じ生活を続けるための費用です。たとえば、被保険者が亡くなった後、残された家族が生活するために必要な年間生活費×生活年数で計算します。
- 教育費やその他の大きな支出
- 子供の進学費用や結婚資金など、将来的に必要な大きな支出を考えましょう。教育資金が不足すると将来の選択肢が狭まることもありますので、しっかりと見積もることが大切です。
- 住宅ローンなどの残債
- もしも住宅ローンに団信(団体信用生命保険)を付与していない場合を考えてみましょう。万が一の際、家族が住宅を手放さずに済むよう、または安心してローン返済ができるように見込まれる金額を用意する必要があります。
なぜ必要保障額を知ることが大切?
保険を選ぶ際、どれくらいの保障があれば十分か悩むものです。必要保障額を知ることで、以下のようなメリットがあります。
- 安心感の確保
- 将来の不確実性に対して、あらかじめお金の準備ができていれば、家族全体が安心して生活できます。
- 無駄な出費の抑制
- 過剰な保障をかけすぎると、毎月の保険料負担が大きくなってしまいます。逆に不足していれば、万が一のときに家計が厳しくなる可能性があります。自分にぴったりの保障額を知ることで、経済的な無理がなくなります。
- 計画的な資産形成の一環
- 必要保障額を計算することは、自分や家族の将来について改めて考えるきっかけになります。ライフプラン全体を見直すことで、保険以外の資産形成や貯蓄、投資などにも前向きになれます。
まとめ
今回紹介した必要保障額の計算方法は、あくまで基本的な考え方です。
実際には、各家庭の生活状況や将来のプランによって、異なる部分が多く出てきます。
FPに相談することで、より正確な見込みや具体的な保険プランの提案を受けられます。
もし保険の加入、または見直しを考えているなら、身近なFPに一度相談してください。
実際に、私自身が相談に乗った多くの方々も、必要保障額を把握することで、自分たちに本当に合った保険を見いだし、将来に対する不安が大きく軽減されたと感じているケースが多くあります。保険は「もしも」に備えるためのもの。常に今の自分にとって、どこにリスクがあるのかを整理しましょう。整理することで、適切な保障を選ぶことが、家族みんなの安心につながるのです。
また、家族構成や収入、支出の変動は時とともに変わります。
必要保障額も定期的に見直すことで、ライフステージにあった保障を維持できます。
いけぶくろFP事務所では、資産形成・ライフプランニングなどお金の不安と悩みを解決する独立系FP事務所です。
初回無料相談やLINE相談サービスをおこなっていますので、お気軽にお問い合わせください!
詳しくはこちらから
関連記事
『子が独立、生命保険見直す 保障額を確認し保険料減も』 日本経済新聞社